資料の点数について
基本的に筆跡鑑定は「問題となっている(調べたい筆跡)筆跡」と、「照らし合わせる筆跡」によっておこなわれますが、多くの場合では一つの「問題となっている(調べたい筆跡)筆跡」と、複数の「照らし合わせる筆跡」によりおこなわれています。
文字は同一人の書いたものでも毎度変化し、多少であっても文字のあり方が異なっています。
この点が他の鑑定と異なるところで、この変化する幅は個人差もあり、更に書字条件(筆記具、場所、体調等)も文字を書く都度変化します。
この変化幅を把握することは筆跡のあり方を追求する上で重要であり、鑑定内容についての言及の度合いもこの点で変化する可能性もあるのです。
「照らし合わせる筆跡」が複数あることにより恒常的な筆跡特徴が確認されて、「問題となっている(調べたい筆跡)筆跡」の筆跡特徴と明確な一致点や不一致点が確認されるケースもあります。
このように筆跡鑑定を依頼される際には、筆跡鑑定に使用できる「照らし合わせる筆跡」を複数ご用意いただくことをおすすめします。
その他、「照らし合わせる筆跡」についての留意点はこちらもご参考下さい。
詳細に関しましては、当センター迄お問い合わせをお願いします。依頼人様のケースにあった具体的なご提案を筆跡鑑定人が直接お伝えします。